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買取するときに必要な身分証明書はどれ?なぜ身分証明書が必要?
「買取のときに使える身分証ってどれ?」
「買取のときに身分証を見せるの面倒だけど、そもそもなんで見せないといけないの?」
このようにお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。ここでは、買取に使える身分証やなぜ買取の際に身分証明書を見せる必要があるかについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
買取時に使える身分証明書
「引越しをするからまとめて不用品を処分したい」
「昔好きだった服やゲームをもういらないから売りたい」
このようにお考えで、買取を検討している方も多いでしょう。買取は最近は店舗に行かずに、郵送で完了するものも多くなってきました。
宅配買取の場合は、家にいながら買取したい商品を箱に梱包して郵送で送るだけで、手間や時間をかけずにできます。郵送の際も、自宅まで集荷しにきてくれるサービスもあるため負担を最小限にでき、査定結果もメールなどで通知がくるため気楽に待つころができます。受け取った査定結果に同意ができるようであれば、入金が完了し一連の取引が終了します。
そのような買取方法であっても、買取の際は必ず身分証明書を提示する必要があります。ここでは、買取時に使える身分証明書について紹介します。手間取らないためにも事前に準備をしておくことをおすすめします。
買取に出す商品以外に、提出する必要がある書類が主に2つあります。
その書類の1つ目が、一般的に買取申込書と呼ばれるものです。
買取申込書とは、宅配買取業者が商品の査定を行う際に、本人自身が間違いなく申し込みをしたことを確認し、その情報を記録するために必要なものです。加えて、買取申込書の提出は、利用規約に同意したことの確認も含んでいます。申込書には、氏名、住所、電話番号、生年月日など基本的な個人情報を書き込みます。また、宅配買取の場合には振込先の口座の情報を記入しましょう。宅配買取の場合、ホームページ上で買取の申し込みをしますが、その際に買取申込書の案内も通知されることが多いため、心配する必要はないです。
そして、買取申込書の他に提出する必要があるものが、身分証明書です。
買取をする際に、身分証明書が必要な理由は後ほど解説しますが、ここでは買取時に使える身分証明書の種類について紹介します。
まず身分証明書の1つ目は、運転免許証です。
身分証は原則、本人名義のもので現在お住まいの住所が記載されていることが必須です。
もし、運転免許証の住所が更新されていない等の場合は、使用できないため気をつけましょう。
2つ目は、パスポートです。
パスポートで身分を証明する際は、顔写真のページを提示します。また、パスポートの1番後ろのページに所持者記入欄があります。そこにしっかりご自身の氏名や住所、そして電話番号が記入されているかも注意が必要なポイントです。
3つ目は、特別永住者証明書、もしくは在留カードです。
外国人の方で、有効な運転免許証などが用意できない場合でも、特別永住者証明書もしくは在留カードをもって、身分証明ができます。
4つ目は、住民基本台帳です。
住民基本台帳の注意するポイントは、表面が写真入りであることと、裏面も一緒に提出することです。
5つ目は、マイナンバーカードです。
マイナンバーカードの普及率はまだ高くありませんが、身分証明として使うことができます。
身分証明書を提出する際によくあるエラーが、昔の住所になっていたり、裏面の記入欄に記入がされていなかったりすることです。スムーズでストレスのない取引にするためにも、それらのことを事前に確認を済ませておきましょう。
買取に身分証明書が必要な理由
上記では、買取の際に使える身分証明書をいくつか紹介しましたが、買取をするだけなのに、なぜ身分を証明する必要があるのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、買取に身分証明書が必要な理由について解説します。
買取に身分証明書が必要な理由は、法律で定められているからです。
買取業者は都道府県の公安委員会から古物商許可証という許可をもらって、買取業社などは営業活動を行っています。お店のレジカウンター付近で、古物の許可番号が書かれたプレートをみたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。古物商許可証がなければ、営業することは法律上許されていません。
このように買取業社などは許可を得て営業を行っているのですが、その際に古物営業法という法律に基づいて営業をしています。この古物営業法に身分を確認することが記載されているため、買取の際に身分証明書を提示する必要があるのです。
買取業社は法律に基づいて身分の確認を行っていますが、提出された顧客の個人情報とあわせて買い取った商品の明細も控えていることが多いでしょう。その情報を顧客情報としてデータ化して管理している買取業社もあります。
このように買取をした商品と顧客情報をしっかりと管理することによって、盗品などが発見された場合にその流通を防止することに繋がります。万が一、盗品が販売されていた場合でも、顧客情報を商品と紐づけて保管しているためすぐに出どころがわかるようになっています。身分証明書の提出は、このような犯罪の拡大を防止するためにも、とても重要な役割を果たしています。
買取業社側としても、不正である商品の流通に関する捜査で、警察や裁判所から売買取引内容の開示を求められた際には、応じる必要があります。開示を求められた際に、身分証明書の確認をしていないことや、取引の内容がずさんに管理されていたことが判明した場合は、指導や最悪の場合、営業停止等の処分を受ける可能性があります。
そのため、身分証明書の確認は避けることができない手順なのです。
対面・非対面での身分証明
身分証明を対面で行うか、非対面で行うかによって、身分証明のやり方が異なります。それぞれ見ていきましょう。
まず、対面での身分証明です。
対面での身分証明では、主に運転免許証か健康保険証などを求められる場合が多いでしょう。上記でも紹介したように、現在有効のものを提示する必要があります。身分証明書だけでは、確証が得られない場合であれば、勤務先などに問い合わせをしなければいけない場合もあります。
次に、非対面での身分証明です。
買取では、宅配買取の場合に非対面での身分証明が必要になります。対面と異なり、直接顔をあわせないため、身分証明書は主に顔写真が入っているものを用います。現在では、非対面での身分証明の方法も簡易化しており、ホームページ上で身分証明書の写真をアップロードすることで完了することが多いでしょう。本人確認の書類のコピーを送付しなければいけない場合もあるため、その都度確認を行いましょう。
まとめ
今回は、買取のときに使える身分証明書や身分証明をする理由について詳しく解説しました。宅配買取などは指示されたことをこなせば、特に手間や時間もかからず、買取が完了します。注意点などもあわせて解説したので、買取を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。