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古いピアノでも売れる?買取ができないケースについて解説します!!
「使わなくなったピアノを売りたいけれど、古くて売れるか心配・・・」
長年使っていないピアノをお持ちの方の中には、このようにお考えの方も少なくないのではないでしょうか。
今回はそういった方へ向けて、古いピアノを売って処分する方法をご紹介します。
処分にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
楽器としてのピアノの価値は少しずつ下がっていく
ピアノの具体的な処分方法を知る前に、楽器としてのピアノの価値について改めて知っておくと良いでしょう。
価値について正しく理解することで、売却に関する後悔も少なくなります。
まず知っておいてほしいこととして、「ピアノの楽器としての価値は少しずつ下がっていく」ということが挙げられます。
ピアノを練習すればするほど、使用していたピアノには愛着が湧いてきますよね。
そのため、使わなくなってからも長く家に置かれることも多いです。
しかし、ピアノの楽器としての価値は少しずつ下がっていくため、年月が経てば経つほど買取の価格が付きにくくなります。
1、2年であればそれほど大きく変わらない場合も多いでしょう。
しかし、数年、あるいは数十年と経ってしまうと、当初の買取価格よりも大きく価格が下がってしまいます。
新しい楽器の方が状態が良いため、売ることを考えているのであれば、早めに売ってしまうのが得策と言えますね。
年月の経過による状態の変化としては、自然劣化、湿気や気温による変化、害虫や害獣による変化、その他の外傷による変化などが挙げられます。
自然劣化はどのように保存していても多少は起こってしまいます。
防ぎようがない変化であるため、早く売ってしまうのが対策と言えるでしょう。
湿気や気温による変化は、保存状態で影響の受け方に差が生まれます。
設置場所の湿度や気温はなるべくピアノによって良い状態に保つようにすることが大切です。
ピアノの状態を悪くする害虫や害獣には、ネズミやシロアリなどが挙げられます。
内部の木材を荒らされると、楽器としての価値が大きく下がってしまうため気をつけましょう。
その他の外傷としては、ものをぶつけたり、乱暴な扱い方をしたりすることによる傷や、知らない間についてしまった傷など、さまざまなものが考えられます。
災害によってピアノがダメージを受けたり、駄目になったりしてしまうことも考えられます。
このように、ピアノを長期間置いておくことには、価値が下がってしまうというリスクがあります。
価値を損なわないために大切に維持管理していくことはもちろんですが、それ以上に、使わないのであれば早く売ってしまうことが高く売るコツと言えるかもしれません。
古いピアノは買取できないケースがある?
ピアノは、状態によってはそもそも買取ってもらえないことがあります。
そこで続いて、買取ができない具体的なケースを3つご紹介します。
1つ目は、故障している場合です。
ピアノは、弾けなければ楽器としての役目を果たせません。
そのため、故障していて音が出ないような場合には、買取ができないことが多いです。
ちょっとした音のズレであれば調律で直せますが、鍵盤が動かない、内部の損傷がひどくて音が出せない、ペダルが破損していて使い物にならない、といった場合には値段がつかないことも多いです。
修理が難しい大きな故障は、買取以外の方法での処分を検討した方が良いかもしれません。
2つ目は、大きな傷がある場合です。
普通に使用している中でついた傷であれば、特に問題はありません。
しかし、あまりに大きな傷やへこみ、汚れなどは買取価格に大きく影響します。
そもそも買取できないことも珍しくありません。
外からの見た目はきれいなピアノでも、内部が湿気で腐っていたり、害虫や害獣によって木材が大きくダメージを受けていることがあります。
買取に出す前に、内部も一度確認してみることをおすすめします。
また、買取に出すことを見越して、普段から丁寧に使用したり、良い状態で維持管理したりすることも大切です。
3つ目は、あまりに古い場合です。
ピアノは、製造から30年ほどであればたいてい価格が付きます。
しかし、それ以上経過していて、状態もあまり良くないとなると、買取できないことも少なくありません。
製造から30年以上が経過していても、状態が良く、音や弾き心地、見た目などに問題が無ければ買取できるケースも多いでしょう。
ピアノは大きなモデルチェンジなどがないため、古いものでも状態が良ければ全く問題なく使用できます。
重要なことは、良い状態で保存しておくことです。
また、希少性が高いグランドピアノなどの場合は、古いものであっても高い価格で売れるでしょう。
使わなくなった古いピアノの処分方法とは?
使わなくなった古いピアノを処分するには、どのような方法があるのでしょうか。
ピアノは大きな楽器であるため、まず初めに粗大ごみで処分しようと考える方も多いかもしれません。
しかし、ピアノは粗大ごみとして処分できない場合が多いです。
ピアノは処理困難ごみに分類されており、自治体での回収ができないケースが多いのです。
そのため、ピアノを処分するには、有料の回収業者に依頼する方が一般的です。
回収業者に処分してもらう場合は、まずネットや電話でピアノの情報などを伝えつつ依頼を行います。
費用の見積もりや日程の調整などを行い、引き取りが決定します。
業者によって料金はさまざまですが、グランドピアノやアップライトピアノの場合は搬出や運搬、解体などに手間がかかるため、2~5万円程度の処分費用が発生することが考えられます。
中には無料で回収を行っている場合もありますが、回収可能なピアノの状態に条件があるなど、どんなピアノでも回収可能ではないケースが多いです。
このように有料の回収業者を利用すると処分費用が発生するため、状態がそこまで悪くないピアノであれば、捨てるよりも買取を依頼するのがおすすめです。
買取であれば処分費用が発生しないどころか、売ることで不用なピアノをお金に換えられます。
日本のピアノは品質が高く、海外でも需要が高いため、買取に出すことで利益を得つつ、使われていなかったピアノを有効活用してもらえます。
再生可能なピアノとは?
ピアノは多くのパーツから成り立っています。
そのため内部に異常がなければ、パーツを交換することで不具合を直したり、本来のタッチを取り戻したりできるのです。
多少状態が悪くても修理可能な場合もあるため、はじめから「どうせ売れない」と諦める必要はありません。
買い取られたピアノはきちんとメンテナンスを受けてから再び販売されるため、音が狂っていても問題ありません。
調律もしっかりと行われるため、長年ご自宅に置かれていたそのままの状態で販売されることはありません。
色の剥がれやくすみに対しては、研磨や塗装が行われ、きれいになってから販売されることになります。
ご自分で調律したり、パーツを交換したりといった手間は必要ないため、知識や技術がない場合でも安心して買取を依頼できます。
古いピアノを処分したいのであれば、まず買取サービスの利用を検討してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、古いピアノをお持ちの方に向けて、ピアノの価値や買取できないケースの具体例、処分方法や再生可能な状態について解説しました。
当社では、ピアノの買取を行っております。
ご不明点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。