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スマホを売る前に!準備と確認することとは?
スマホを売却する際、何をすればいいのか迷うことはありませんか? 大切な個人情報やデータを守りながら、スムーズに売却を進めるためには、いくつかの準備が必要です。
今回は、機種を問わず、あらゆるスマホの売却前に共通して必要な準備について、具体的な手順を交えながらご紹介します。
安心してスマホを売却できるよう、一つずつ確認していきましょう。
売却前に知っておくべき重要なポイントを網羅的に解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
スマホを売る前に確認すべきこと
ネットワーク利用制限の確認方法
スマホを売却する前に、必ず確認しておきたいのがネットワーク利用制限です。
これは、料金未払い、盗難・紛失などの不正利用を防止するための制度です。
利用制限がかかっているスマホは「赤ロム」と呼ばれ、買取を拒否されるか、大幅な減額となる可能性があります。
ネットワーク利用制限の確認方法は、スマホのIMEI番号(製造番号)を調べることから始まります。
IMEI番号は、通常、スマホの設定画面から確認できます。
「設定」→「端末情報」または「一般」→「情報」といったメニューの中にあります。
機種によって表示位置が異なる場合がありますので、お使いの機種のマニュアルなどを参照ください。
IMEI番号を確認したら、各キャリアのホームページで提供されているネットワーク利用制限確認サービスを利用します。
各キャリアのサイトにアクセスし、IMEI番号を入力することで、制限状況が「○」「△」「×」のいずれかで表示されます。
「×」は利用制限がかかっていることを示し、買取不可となる可能性が高いです。
「△」は、残債がある場合などに表示される可能性があります。
買取業者によっては減額対象となる場合もありますので、事前に確認が必要です。
IMEI番号の確認方法
前述の通り、IMEI番号はスマホの設定画面から確認できます。
しかし、機種によって場所が異なるため、お使いの機種のマニュアルを参照するのが確実です。
もしマニュアルが見つからない場合は、インターネット検索で「機種名 IMEI確認」と検索すると、確認方法が記載されたサイトが見つかる可能性があります。
また、一部の機種では、電話アプリで「*#06#」とダイヤルすることでIMEI番号を確認できる場合があります。
赤ロム・黄ロムとは
赤ロムは、ネットワーク利用制限がかけられている状態のスマホを指します。
料金未払い、盗難・紛失などが原因で利用制限がかかり、新たな回線契約を結べない状態です。
買取業者では、赤ロムの買取を拒否するか、大幅な減額となることが多いです。
黄ロムは、赤ロムほど深刻ではありませんが、何らかの理由で利用制限がかかっている状態です。
具体的には、契約が解除された後、一定期間経過するまで利用制限がかかる場合などがあります。
買取業者によっては、黄ロムの買取を拒否したり、減額対象とする場合があります。
スマホを売る前にデータを守る
データバックアップの方法
スマホを売却する前に、大切なデータのバックアップは必須です。
写真、動画、連絡先、アプリデータなど、失いたくないデータは全てバックアップしておきましょう。
バックアップ方法は、クラウドサービス(Googleドライブ、iCloudなど)を利用する方法と、パソコンに接続してバックアップする方法があります。
クラウドサービスを利用する場合は、事前にアカウントを作成し、必要なデータのバックアップ設定を行う必要があります。
パソコンに接続してバックアップする場合は、専用のソフトウェアが必要となる場合もあります。
お使いの機種とOSに適した方法を選択してください。
Googleアカウントからのログアウト
Androidスマホをご利用の方は、Googleアカウントからのログアウトも忘れずに行いましょう。
Googleアカウントに紐づいているデータやサービスへのアクセスを防ぎ、個人情報の漏洩を防ぐためです。
設定アプリからGoogleアカウントを選択し、ログアウトの手順に従ってください。
各種アプリからのログアウト
Googleアカウントだけでなく、その他利用しているアプリからもログアウトしておきましょう。
特に、金融系アプリやSNSアプリなど、個人情報が関連するアプリは、必ずログアウトすることをお勧めします。
それぞれのアプリの設定画面からログアウトの手順を確認してください。
スマホを売る前に初期化準備
おサイフケータイの初期化
おサイフケータイ機能を利用している場合は、初期化が必要です。
おサイフケータイアプリの設定画面から、残高の確認やデータの削除、初期化の手順を確認してください。
機種によっては、残高を0にするだけでは不十分な場合もありますので、各サービスの利用規約を確認し、適切な手順に従ってください。
マイナンバーカードの初期化
マイナンバーカードをスマホに連携させている場合は、売却前に必ず利用停止(失効)の手続きが必要です。
マイナポータルアプリから手続きを行うことができます。
手続き方法はアプリ内にあるガイドに従ってください。
手続き後、スマホ本体の初期化を行ってください。
本体の初期化手順
スマホ本体の初期化は、売却前に必ず行わなければなりません。
初期化の手順は機種によって異なりますが、一般的には「設定」→「一般」→「リセット」といったメニューから行えます。
初期化を行うと、スマホ内のデータは全て削除されますので、事前にバックアップを取っておくことを強くお勧めします。
初期化後、再起動して「こんにちは」などの初期画面が表示されたら初期化完了です。
なお、本体の初期化を行っても、おサイフケータイの初期化はされないので、別で対応が必要な点には注意しましょう。
スマホを売る前に端末の状態を確認
SIMカードの取り外し
売却前にSIMカードを取り外しましょう。
SIMカードには個人情報が記録されている可能性があり、取り外すことで個人情報漏洩のリスクを軽減できます。
SIMカードの取り外し方は、機種によって異なりますが、通常はスマホ本体側面にあるSIMカードスロットから取り出せます。
SIMピンがない場合は、安全ピンや画びょうなどで代用できます。
SIMロックの解除方法
SIMロックとは、特定のキャリアでしか利用できないように設定されている状態です。
SIMロックを解除することで、他のキャリアでも利用できるようになり、買取価格が高くなる可能性があります。
SIMロックの解除方法は、キャリアによって異なります。
お使いのキャリアのホームページなどで、解除方法を確認しましょう。
端末の傷や汚れの確認
スマホの外観の状態も買取価格に影響します。
画面のひび割れ、本体の傷や汚れは、買取価格の減額につながる可能性があります。
売却前に、スマホ全体を丁寧に確認し、傷や汚れをできる限り綺麗にしておきましょう。
特に、カメラレンズや充電端子などは、汚れをしっかり拭き取ってください。
まとめ
スマホを売却する前に、ネットワーク利用制限の確認、データのバックアップ、初期化、SIMカードの取り外しなど、いくつかの準備が必要です。
これらの手順を踏むことで、個人情報漏洩のリスクを軽減し、スムーズにスマホを売却することができます。
また、SIMロックの解除や端末の清掃を行うことで、買取価格を高めることも可能です。
売却前に、この記事で紹介した手順を参考に、一つずつ確認していきましょう。
安心してスマホを売却できるよう、しっかりと準備を行いましょう。
機種によって手順が異なる場合がありますので、お使いの機種のマニュアルなどを参照しながら作業を進めてください。
不明な点があれば、各キャリアや製造元に問い合わせることも検討してください。